 |

|
コリーネ・ナラニィ/作
野坂悦子/訳
トム・スコーンオーヘ/絵
イラクの難民キャンプで育ったザーラは、クルド人の女の子。ザーラの一家は戦争で故郷を追われ、難民キャンプで不安な毎日を送っている。難民生活が長引き、将来の希望は見えない。そのうえ幼い弟は、重い心臓病をかかえていることがわかった。一家は幼い命を救うため、オランダへ旅立つ。複雑な環境に生まれたザーラは、さらに数奇な運命のもと、見知らぬ国へ移住することになった。小さな少女が家族を励ましながら成長していく姿が、健気ですがすがしく、感動を呼ぶ物語。
【著作者プロフィール】
■Corine Naranji(コリーネ・ナラニィ)/1940年、オランダのベルヘン・オプ・ゾーン生まれ。1960年代に、イラン人と結婚。イランの首都テヘランに長年住むが、ホメイニ師による宗教革命がはじまり、二人の子どもを連れてオランダに帰国。ソーシャルワーカーとして精神的に障害をもつ人々のケアをしながら、執筆活動をはじめた。主な著書に、『苦いお茶 Bittere Thee』(1998年、デ・ケールン出版)、『じゃあね! Nou Doei!』(2000年、アレフ出版)などがある。本作『はばたけ! ザーラ』の続編も予定。 ■野坂悦子(のざか・えつこ)/東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。1985年より5年間、オランダとフランスで暮らす。以来、オランダ語を中心に児童書の翻訳を手がけている。主な訳書に『だっこのえほん』(ヒド・ファン・ヘネヒテン作/フレーベル館)、『フランダースの犬』(ウィーダ作/岩波書店)、『ドールの庭』(パウル・ビーヘル作/早川書房)など多数。クルド人作家、ジャミル・シェイクリーによる『ぼくの小さな村 ぼくの大すきな人たち』(くもん出版)、『いちじくの木がたおれ ぼくの村が消えた』(梨の木舎)などの翻訳も手がける。 ■Tom Schoonooghe(トム・スコーンオーヘ) 1973 Houd de dief!2000
【セット名】
鈴木出版の児童文学 いのちの森 第1期
税込価格 1,540円
(本体価格1,400円 消費税140円)
|
シリーズ |
児童文学シリーズ [4]
|
ISBN(13桁) |
9784790231523 |
ISBN(10桁) |
4790231526 |
NDC |
949 |
JANコード |
|
商品番号 |
003152 |
判型 |
A5判(縦21.0×横14.8cm) 表紙(横15.4×縦21.6cm) |
対象年齢 |
小学校高学年~中学生向き |
体裁 |
上製 |
ページ数 |
240ページ |
収録時間 |
|
品質 |
|
色・形 |
|
類書・同書作 |
|
初版 |
2005年3月 |
備考 |
2016年2月29日、「この本読んで! 2016年春号」(出版文化産業振興財団)で紹介されました。 |
各種選定受賞歴 |
|
既翻訳国 |
|
税込価格 |
1,540円 (本体価格1,400円 消費税140円)
|
|
 |
|