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新美南吉/作
山口マオ/絵
有名な童話作家である、新美南吉のお話を絵本にしました。『ごんぎつね』や『てぶくろをかいに』などは教科書にも載っているし、絵本化もされているのでご存知の方も多いと思います。その点でみると、この『かにのしょうばい』はめずらしいでしょう。 絵を依頼するにあたり、山口マオさんとは「かににはさみを持たせるか」どうかで話し合いました。かにはすでにはさみを体の一部として持っていますが、そこにさらにはさみを描くことによって絵のおもしろさが出ると思い、そうお願いしました。そして、片手にははさみを、もう片方の手にはくしを持たせることにより、くすっと笑える絵に仕上がったと思います。お話はもちろん、版画の世界も楽しんでください。なお、表記についてですが、漢字はすべてひらがなにし、読みやすいように新かな表記の分かち書きにしました。
【著作者プロフィール】
■新美南吉(にいみ・なんきち)/1913年愛知県生まれ。中学時代より文学に興味を持ち、童話や詩などを書き続ける。『赤い鳥』などに作品を発表し、1943年、29歳7ヶ月の若さで世を去る。『ごんぎつね』『手袋を買いに』『おじいさんのランプ』など多くの名作を残す。 ■山口マオ(やまぐち・まお)/1958年千葉県生まれ。イラストレーター。版画家。東京造形大学絵画科卒業。「わにわに」シリーズ(福音館書店)、『十二支のはじまり』(岩崎書店)『なりました』『ふくろうのそめものや』(鈴木出版)など。千倉にある海猫堂をプロデュース。
税込価格 1,430円
(本体価格1,300円 消費税130円)
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